ベイスターズナインとファンは「グリエルに何を思う?」
「キューバリーグが終了してから来るとしか聞いていません」(横浜DeNA広報)
開幕の足音が徐々に聞こえ始めてきたプロ野球だが、ベイスターズのユリエスキ・グリエルの足音はまだ聞こえてこない。もちろん、前々からわかっていたことではあるが、この状況にベイスターズを取り巻く人たちは何を思うのか。ベイスターズがキャンプを張る沖縄・宜野湾市でその心中を聞いてみた。
カリビアンシリーズでチームを優勝に導くホームランを放ったグリエル
「カリビアンシリーズ(※)での活躍は、新聞で見て知っていたよ」
※ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ、メキシコ、キューバで開催されるウインターリーグで、それぞれ勝ち上がったチームが毎年2月に集い、ラテンアメリカナンバーワンのチームを決める。
馬場敏史守備・走塁コーチは笑顔でそう言った。
グリエルは、先日開催されたカリビアンシリーズの決勝戦(メキシコ戦)でキューバを55年ぶりの優勝に導く決勝ホームランを放っていた。今はキューバに戻り、国内リーグで日々、試合に励んでいるという。
「もちろん、キャンプから来てくれたら、守備のフォーメーション練習もできるからいいんだけどね。でも、みんな事情は理解しているんで。まあ、チームでもセカンドを守っているみたいなので、大丈夫だとは思うけどね。とにかく、1日でも早く日本に来てくださいと......(笑)」(馬場コーチ)
馬場コーチが言った「事情は理解している」という言葉は、話を聞いたすべての人が使っていた。その事情とは、グリエルの契約はキューバとの間で交わされたものであり、キューバ国内での活動が優先されるというものだ。
昨年、グリエルは1億円の契約でシーズン途中の5月に来日。62試合に出場して打率.305、11本塁打、30打点の成績を残した。そして今季は「キャンプの不参加」「シーズン途中に来日」「キューバ代表の試合があるため1カ月の離脱」という条件付きの3億5000万円で契約した。
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