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阪神の助っ人4人衆が史上初の快挙に挑む! (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 横山雅樹●写真 photo by Yokoyama Masaki

 さらに、この20年間の阪神の外国人選手を振り返れば、今回の4人の活躍は感慨深いのではないだろうか。阪神は昨年までの20年間で33人の外国人選手と契約した。だが残念ながら、そのうち24人がわずか1年で退団。さらに言えば、20年間で主要タイトルを獲得したのは、昨年、奪三振のタイトルを獲ったメッセンジャーただひとり(マートンは年間最多安打を3回を記録しているが……)。

「近年のプロ野球は、チームが優勝するには外国人選手の活躍が不可欠になる」

 このようなコメントをコーチや解説者から聞くことが多い。実際、昨年の楽天はアンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーのふたりがチームを牽引。また、阪神が最後に優勝した2005年には中継ぎエースのジェフ・ウィリアムスと、好打・攻守のアンディ・シーツの活躍がチームを盛り上げた。

 だが、今年の阪神は4人も揃っているというのに、優勝はおろか、現在3位に甘んじている。外国人選手だけでなく、日本人選手の活躍なしに優勝はありえないということか。それでも、クライマックス・シリーズという短期決戦を考えた時、4人の頼もしい助っ人を擁する阪神ほど怖いチームはないと思うのだが……。

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