プロ野球選手100人「人生を変えたスポーツ漫画」 (4ページ目)
川本良平(32歳)
「野球漫画はもちろん読んでました。『H2』(※15)はよかったです。国見比呂が弱いチームをオラオラではなく、みんなで勝っていこうという、一匹狼でないところが好きでした。
でも、1番印象に残っているスポーツ漫画は『ガンバ!Fly high』(※16)という体操漫画です。高校生のときに読んで、これをきっかけで体操に興味を持ちました。
体操選手は体の筋肉がすごいじゃないですか。漫画を読んで、ああ、こういう体の使い方、身のこなし方をしてるんだ、と。野球には直接は役に立たなかったですけどね(笑)。
好きなのは主人公の藤巻駿です。持っている能力はすごいんですが、体操は初心者だったんです。努力を重ねて、実力が身について、遂にはオリンピックで金メダルを取るんですよ」
岡田幸文(30歳)
「『タッチ』ですね。高校時代に見てました。主人公が双子で、弟が亡くなって、その変わりにお兄さんが甲子園を目指す。好きなのはやっぱり、兄、上杉達也ですよ。どんなところがですか?もう、見たそのままですよ。みなさんが思うままだと思います(笑)」
角中勝也(27歳)
「漫画は好きなんですが、スポーツ漫画はあまり好きじゃない(笑)。野球漫画は、読んでいて『そんなことありえないだろ』みたいな無理なところがあるじゃないですか。
そんな中でスポーツ漫画では『SLAM DUNK』は良かったですね。現実味がふっとびすぎず、多少、根性の部分もありましたから。好きなのは、桜木花道です。へたくそですけど、あきらめない姿がいいですよね」
藤岡貴裕(25歳)
「『SLAM DUNK』ですね。『H2』も見てましたけど。これが青春なんだなと。自分が好きになった子がバスケが好きで、それでバスケ部に入ってしまう。なかなかできないですよ。そこからバスケにも目覚めて努力を重ねていく。僕はただ野球だけをやってた青春だったので。なんとなく羨ましかったですね(笑)。やっぱり桜木花道がいいですね。青春を謳歌している!」
西野勇士(23歳)
「好きな作品はけっこうありますよ。『MAJOR』、『SLAM DUNK』『H2』に、自分の世代じゃないですけど、『ドカベン』も読みました。明訓高校編にプロ野球編。でも、そのなかで一番は『MAJOR』ですね。吾郎の野球に対する情熱。右肩が壊れても左肩があるじゃん、みたいな。本当に野球大好き小僧でしたよね。僕の少年時代はそこまで野球大好き小僧じゃなかった(笑)。
好きなキャラはもちろん茂野吾郎です」
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