2014.06.27

交流戦Vの巨人はこのままセ界を独走してしまうのか?

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

 10年目となったプロ野球セ・パ交流戦は巨人が2年ぶり2度目の優勝を果たした。だが、その戦いぶりは決して磐石なものではなかった。解説者で巨人OBの槙原寛己氏も「気がつけば優勝していた感じ」だと話す。

交流戦で打率.356、3本塁打、10打点をマークした亀井善行。

「打線はいまひとつだし、投手陣も内海哲也の故障がありました。最終的に(勝率)5割ぐらいかなと予想していました。実際、巨人らしい圧倒的な強さはなかったように思います。結果的に、小山雄輝など若手投手が台頭してきたことで格好はつきましたが、それでも優勝するとは思いもしませんでした」

 同じくプロ野球解説者の山﨑武司氏もこう語る。

「本来の巨人の強さではなかったと思います。先発陣も不足していましたし、打線も本来の調子ではなかった」

 原辰徳監督も優勝を決めたソフトバンク戦後のインタビューでこう答えている。

「選手たちの頑張りで、ギリギリでしたけど勝ち取ることができました。チームはまだ70%です。まだまだできると思います」

 この言葉に嘘はなかったはずだ。交流戦の数字を見れば、巨人はグッドチームであっても、決してベストチームではなかった。

チーム打率/.255(8位タイ)
得点/100(7位)
本塁打/17(7位タイ)
失点/76(1位タイ)
チーム防御率/2.82(1位)
※6月26日現在

 特に野手陣は、打撃ベスト10に入った選手はおらず、村田修一の15位が最高だ。