2013.07.23

吉井理人×田口壮
「今のルーキーは僕らの新人時代と決定的に違う」

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • 甲斐啓二郎●写真 photo by Kai Keijiro

吉井理人×田口壮 対談(2)

プロ野球の前半戦を振り返ると、ルーキーの活躍が目立った。なかでも投手陣は、小川泰弘(ヤクルト)と菅野智之(巨人)がセ・リーグの最多勝争いを繰り広げ、高卒1年目の藤浪晋太郎(阪神)も6勝を挙げた。パ・リーグも則本昂大(楽天)が開幕投手に指名され、二刀流挑戦の大谷翔平(日本ハム)も投打で存在感を示した。吉井理人氏と田口壮氏の目にルーキーたちの活躍はどう映ったのか?

打つ方では規定打席未満ながらも3割をマークし、投げても2勝をマークしている大谷翔平

―― 前半戦を振り返って、印象に残った出来事は何でしたか? 

吉井 やっぱり「統一球問題」ですね。やけにピッチャーが打たれるなと思っていたら......やっぱりという感じです。

田口 ホントですよね。

吉井 普通、春先はピッチャーが有利なはずなのに、今年はボコボコ打たれていた。

田口 昨年、一昨年は打者の打率が全然上がらなかったし、ホント、ボールが飛ばない印象でした。でも今年は、明らかに打球が違います。

吉井 そんな打者有利の中で頑張ったのがルーキー投手たち。

―― すでに両リーグ合わせて、ルーキー15人で51勝しています(7月17日配信 前半戦総括。小川泰弘、菅野智之、則本昂大... ルーキー投手が「大豊作」なワケ 参照)

田口 えっ、すごいですね。確かに、ヤクルトの小川泰弘はセ・リーグのハーラートップの10勝を挙げているし、巨人の菅野智之、楽天の則本昂大が8勝。あと、阪神の藤浪晋太郎も高卒1年目とは思えないピッチングに驚きました。

吉井 今年の新人投手は、みんなコントロールが素晴らしい。