【プロ野球】5位まで5ゲーム差。パ・リーグの混戦は9月まで続く (3ページ目)
涌井がキーマンというのは、野田氏も同じだ。
「まだ安定感は足りないが、クローザーとして涌井がしっかり機能すれば、一番の弱点は埋まるわけだから面白い」
そして、今後どのような展開が予想されるか聞いてみた。
「競って迎えた9月の戦いでは経験値がものをいう。例えば、イーグルスなどは優勝経験のある選手が少ないが、その中でキャリア豊富な松井稼頭央あたりがリーダーシップを見せてくれると大きな力になるだろう。それに今年はスーパーエースがいなくなった年でもある。例年以上に継投など監督の采配が重要になる」(堀氏)
「今年に関していえば、8月は自分たちの形をしっかりと作る時だと思います。うまく勝ちパターンを確立できたチームが9月に抜け出すんじゃないでしょうか」(野田氏)
いずれにしても、8月に抜け出すようなチームはなく、「勝負は9月」というのが一致した見方のようだ。
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