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【MLB】大谷翔平に期待したい「夢の打球初速200km/h」 2026年もリアルタイムで伝説を目撃できる幸せ (4ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

 しかし大谷はその後、5打席ともバットを振ることはなかった。9回裏、11回裏、13回裏、15回裏は、トロント・ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督が指を4本立てて大谷を歩かせた。

 最後の17回裏は一塁に走者がいたため、敬遠ではなかったものの、4球ともストライクゾーンを外れた。大谷がスイングできたのも、初球しかなかった。一塁が空いていれば、9打席目も敬遠を申告されていた可能性は高い。

 9回裏以降、ドジャースの打者11人は計41打席に立ったが、大谷だけはサヨナラ打を打つチャンスが皆無に等しかった。とはいえ、あらためて振り返っても、シュナイダー監督の過剰な警戒という気はしない。ほかのスラッガーならともかく、相手は大谷だからだ。

 9出塁と4敬遠四球は、どちらもポストシーズンの1試合最多を更新した。18回裏にフレディ・フリーマンのホームランで決着せず、試合がさらに長引いていれば、大谷の敬遠四球はさらに増えていたかもしれない。

 この翌日、大谷は先発マウンドに上がって93球を投げた。記録は4失点(自責点4)ながら、7回表の途中に降板した時点では2失点にとどめていた。それも印象に強く残った試合だ。

 今回取り上げた前編3試合・後編4試合の計7試合以外にも、大谷のパフォーマンスが際立った試合はいくつもあった。大谷は現在31歳。2026年シーズン以降も伝説を築き続けるのではないだろうか。我々はそれをリアルタイムで目撃するチャンスに恵まれている。

<了>

著者プロフィール

  • 大谷翔平

    大谷翔平 (おおたに・しょうへい)

    1994年7月5日生まれ。岩手県水沢市(現・奥州市)出身。2012年に"二刀流"選手として話題を集め、北海道日本ハムからドラフト1位指名を受けて入団。2年目の14年にNPB史上初の2桁勝利&2桁本塁打を達成。翌年には最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠を獲得...

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