日本人メジャーリーガー注目ポイント10 佐々木朗希を獲得するためにドジャースが採った策とは? (4ページ目)
さらに、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は、ほかに少なくとも1球団が面談を行なったという情報を耳にした、と報じている。
また、TheBeatwriter.comのマルコス・グランフェルド氏によると、それらの球団のうちドジャースは、今年の契約を予定していたラテンアメリカのアマチュア選手たちに来年まで待つことを提案しているという。
そのとおりだとすると、今年は契約金の総額(限度額)のすべてを佐々木ひとりに費やすので、彼らと契約を交わすことはできない、と言っているようにも聞こえる。
佐々木のドジャース入団が確定なのかどうかは、まだわからない。グランフェルド氏は、ドジャースだけでなくパドレスも佐々木の交渉期限がすぎるまでラテンアメリカの選手たちとの契約を遅らせる、とも報じている。こちらは、佐々木を手に入れることができなければ彼らと契約を交わすということだ。ドジャースとパドレス以外の球団も、そうするだろう。
佐々木とラテンアメリカの選手たちとの契約が可能となるのは1月15日、佐々木の交渉期限は23日までだ。
(つづく)
著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
【写真】プロスカウトが注目する2025年のドラフト候補!
4 / 4