大谷翔平の全試合を全米で観戦 話題の「ミニタニ」とは「何者?」「費用はいくら?」 (2ページ目)

  • text by Sportiva

【大谷、ダルビッシュ本人には「あまり近づかない」】

 考えた自分の武器は「カタコトの英語を話す小柄な日本人」。アメリカのコメディアンがやっていなかった"小柄あるある"などを披露しながら反応を探り、ネタを磨いていった。

「最初にハウアーユー(How are you)というカタコト英語で挨拶すると、失笑が起きて笑いのハードルが下がるんです。そうして肩の力を抜いてもらう、お客さんの懐に入るという方法は今でも変わらないですね」

 それが、後のモノマネへとつながることになる。

 2012年、「日本にいる時から顔が似ていると言われていた」というダルビッシュ有が日本ハムからテキサス・レンジャーズに移籍したことを機に、ミニビッシュとしての活動がスタート。本物より約40cmも身長が低いキャラクターが受けてブレイクを果たした。

「レンジャースのスプリングトレーニングなどは見に行っていて、『ご挨拶したほうがいいかな』とも思いましたが、少しでもプレーの邪魔になることはしたくなかった。映像などで間接的に見てもらうことはあるでしょうが、ダルビッシュ選手本人との距離感は近くなりすぎないようにと思っています。

 ダルビッシュ選手は僕のことを認識してくださっているようで、何年前だったか知人づてに、冗談っぽく『挨拶がない』と話していたそうなのですが機会がなく......それで、当時の所属チームのブルペンキャッチャーに手紙を渡しました(笑)。それを読んでくれているかはわかりません。

 大谷選手には日本ハムがアリゾナでキャンプをやっている時に、ミニビッシュの格好でサインをもらいに行ったりしていましたね。ただ、モノマネをやるようになってからは、やはりあまり近づかないようにしています(笑)」

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