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菊池雄星が大谷翔平と2年ぶりの対決へ。現地メディアが絶賛する成長と物足りない点 (4ページ目)

  • 澤良憲●取材・文 text by Sawa Yoshinori
  • photo by AP/AFLO

 菊池は現在の投球で、本塁打数でリーグ上位のパワーを持つ大谷を抑えることができるだろうか。ディビッシュ記者やサービス監督が言うように、アグレッシブに気迫溢れる投球でメジャー屈指の強打者・大谷を抑えることができれば、彼にとってさらなる成長となることだろう。

 大谷との対決に限らず、今後、菊池がこのまま好調を維持し、シーズン防御率を3.50かそれ以下に抑えることができれば、勝利数などを含めた成績は間違いなくメジャー3年目にして最高のものになるだろう。チームは投手の故障者が相次ぎ、打撃もメジャー最低クラスと苦しい状態にあるが、現地メディアからは「今シーズン最高のスターターである」と高い評価を受け、シーズン10勝、200奪三振も期待されている。

 もしそうなれば、4年契約を終える前、早ければ今シーズン終了後には球団がオプションを行使し、契約延長のオファーを出すこともあるかもしれない。覚醒した菊池が今季どこまで成長を見せるか注目したい。

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