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大谷翔平が1年前に日本人初の衝撃。
サイクルヒット達成で期待が膨らむ次の夢 (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 大谷選手は松井秀喜氏も顔負けのパワーを持ち、身長193cmと大柄な体格ながらイチロー氏並みのスピードも備えています。

 2018年4月12日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では打ってから三塁に到達するまで11秒49という驚異的なタイムを叩き出し、打ってから一塁まで平均4秒05(全力疾走150回以上)という速さは昨年メジャー6位タイの記録でした。

 このように、野球の2大要素であるパワーとスピードを絶妙なバランスで併せ持つ大谷選手だからこそ、サイクルヒットを成し遂げられたのでしょう。

 この歴史的快挙は、1900年以降の近代野球史上、過去に前例のない「投手登録選手のサイクルヒット」としても大きな話題になりました。

 歴史を紐解いてみると、1920年と1921年には投手経験のあるジョージ・シスラーがサイクルヒットを達成しています。しかし当時、セントルイス・ブラウンズでの登録は一塁手でした。

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