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田中将大、大投手から新球をゲット。
7年目の集大成へ成功のカギは2つ (5ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 そのためか、キャンプではカットボールの習得に取り組んでいました。キャンプで臨時コーチを務めた往年の大投手アンディ・ペティットから、彼の決め球であるカットボールの投げ方を学んだようです。

 オープン戦で投げたカットボールに、田中投手も手応えを感じたようでした。シーズンに入ってもボールの感触が変わらなければ、従来どおりスプリットを多用するでしょうし、感触が変わるような事態となったら、カットボールでピッチングを補うのだと思います。

 今シーズンはいかにして"伝家の宝刀"スプリットを生かし、被本塁打数を減らしていくのかが課題となるでしょう。まだ先の見えない状況は続きますが、シーズン開幕が待ち遠しいです。

著者プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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