デストラーデが語る大谷翔平。
「彼の価値はイチローより大きくなる」 (5ページ目)
――大谷はいずれ、投打のどちらかに集中することになると思いますか? それとも、"二刀流"のまま突き進むことになるでしょうか。
「手術が必要になるようなケガを負わない限り、彼は"二刀流"を続けるでしょう。今季ここまでの活躍は、サンプルとしては少なすぎるかもしれませんが、大谷は投打両方で力を出せることを示してきました。個人的にも、彼は両方を続けるべきだと考えています」
――エンゼルスの首脳陣も同じように考えているでしょうか。
「エンゼルスは、"莫大な商品価値を持った選手"を手にしたことに気づいているはず。順調にいけば、大谷は今後10年間、さまざまな意味でとてつもない成果を挙げるでしょう。チームメイトのマイク・トラウトはすばらしい選手ですが、もともと東海岸出身の彼は、いずれFAでフィラデルフィアやニューヨークのチームに移ってしまうかもしれない。そんなエンゼルスにとって、投打両方をこなせる大谷が魅力的な存在であることは間違いありません。
成績という点において、日米通算の最多安打記録を持つイチロー(マリナーズ)に匹敵する日本人選手は出てこないでしょう。特殊な起用法になる大谷も、投手として200〜300勝、3000本安打を記録することは不可能に近い。ただ、投打両方の記録を積み重ねれば、大谷がその"第一人者"になる。しかもエンゼルスの本拠地は、シアトルより巨大な街であるロサンゼルス。マーケティング価値では、いずれイチローよりも大きくなるかもしれませんね」
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