怪物左腕の靴下を白から赤へ。
MLBオフの「勝ち組」はレッドソックス (3ページ目)
次に紹介したい「勝ち組」は、2013年からア・リーグ西地区に所属しているヒューストン・アストロズです。2年ぶりのプレーオフ進出を目指すアストロズは、このオフに次々と打線の強化を図りました。
まずは11月17日、FAで抜けた正捕手ジェイソン・カストロの代わりに、ニューヨーク・ヤンキースからブライアン・マッキャン(打率.242・20本塁打・58打点)をトレードで獲得。彼は昨年まで9年連続ホームラン20本以上をマークしている左の強打者で、守備にも定評のある32歳です。
そして次は、ロサンゼルス・ドジャースからFAとなったジョシュ・レディック(打率.281・10本塁打・37打点)を4年総額5200万ドル(約59億円)で獲得しました。2012年には32本塁打を放った左のパワーヒッターで、ゴールドグラブ賞の受賞歴もある29歳の外野手は攻守で戦力となる存在です。
さらに12月3日には、FAとなっていたメジャー20年目のカルロス・ベルトラン(打率.295・29本塁打・93打点)とも1年1600万ドル(約18億円)で契約を結びました。2004年にわずかながらアストロズに在籍したこともあり、13年ぶりの古巣への復帰となります。スイッチヒッターとして歴代4位の通算421本塁打を誇り、そのパワーは39歳になっても健在。若手が台頭してきたアストロズにとって、彼らを引っ張る役割も担うベルトランの獲得は大きいでしょう。
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