若きエースの死、A・ロッドの「クビ」ほか、
MLB今年の10大ニュース (4ページ目)
1997年に本拠地はターナー・フィールドに移るも、あの場所はアーロンの歴史を作った思い出の地。そこを離れてしまうのが、個人的にはとても悲しいことです。
【第8位】ヤンキースが1989年以来となる主力選手の大量放出
2016年のヤンキースは84勝78敗でシーズンを終え、首位のボストン・レッドソックスから9ゲーム差のア・リーグ東地区4位という結果でした。1993年から24年連続で勝ち越しはしているものの、ここ4年続けて地区優勝を逃しています。
その近年の不振を受けて、ヤンキースは1989年以来という「シーズン中での主力選手の大量放出」を決断しました。7月25日にはアロルディス・チャップマンをシカゴ・カブスに、7月31日にはアンドリュー・ミラーをクリーブランド・インディアンスに、そして8月1日にはカルロス・ベルトランをテキサス・レンジャーズに放出。次々と主力選手を他球団に移籍させ、来シーズンをにらんだ戦いに方向転換をしました。
これは、他のチームならいざしらず、名門ヤンキースにおいては非常に珍しいことです。毎年のように優勝争いに絡み、たとえ優勝できなくても、シーズン中に戦いをあきらめることはありませんでした。また、今年も夏場までの成績は、シーズンをあきらめるほど悪いポジションではありませんでした。
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