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ナ・リーグ頂上決戦。
メジャー最高勝率カブスに前田健太が挑む

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

【MLBポストシーズン2016】リーグチャンピオンシップシリーズ展望@ナ・リーグ編

 現地10月15日(日本時間10月16日)、ナ・リーグのリーグチャンピオンシップシリーズが幕を開けます。ナ・リーグ頂上決戦に駒を進めたのは、今季メジャー最高勝率を誇る中地区1位のシカゴ・カブスと、前田健太投手が所属する西地区1位のロサンゼルス・ドジャースです。

「リーグチャンピオンシップシリーズ展望@ア・リーグ編」はこちら>>>

前田健太は初対決のカブス相手にどんなピッチングを見せるか前田健太は初対決のカブス相手にどんなピッチングを見せるか ディビジョンシリーズを振り返ると、サンフランシスコ・ジャイアンツを3勝1敗で破ったカブスは若手の活躍が際立っていました。第1戦では23歳のハビアー・バエズが決勝ホームランを放ち、第3戦では9回の土壇場に24歳のクリス・ブライアントがツーランで同点とし、第4戦では24歳の新人ウィルソン・コントレラスがタイムリーを打って勝利に貢献。守備でも22歳のアルバート・アルモーラが好プレーでピンチを防ぐなど、攻守にわたって若手が躍動していました。

 なにより今のカブスは、チーム内のムードがいい。人心掌握術に長けたジョー・マドン監督のもと、若手とベテランが一致団結し、選手登録されていない川﨑宗則選手もベンチで大いに盛り上げています。すべてが噛み合っている印象なので、カブスの勢いは止まりそうにありません。

 一方、ワシントン・ナショナルズを3勝2敗で退けたドジャースのディビジョンシリーズは、クレイトン・カーショウの活躍に尽きると言っていいでしょう。カーショウは第1戦に先発登板し、中3日で第4戦のマウンドにも立ち、そして最後の第5戦は中1日でリリーフ登板してセーブを挙げました。

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著者プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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