機動力よりパワー。ロビンソン・カノ率いる
マリナーズが改革成功

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by Getty Images

 そしてもうひとり、予想外な働きを見せているのが、今オフにレンジャーズから移籍してきたキューバ出身のレオニス・マーティンでしょう。センターの守備力を買われて加入したのですが、バッティングのほうでもフル回転しているのです。5月3日から18試合中14試合でヒットを記録したり、5月24日のオークランド・アスレチックス戦で9回逆転ホームランを放ったりと、マリナーズの勝利に何度も貢献しています。

 現在は左足の張りによって15日間の故障者リスト入りしていますが、復帰すればふたたびリードオフマンとしてチームを牽引してくれるでしょう。センターとしてすでに5補殺を記録するなど、守備面でも大きな戦力だけに、今後も注目すべき28歳です。

 また、マイナー契約から開幕メジャー入りしたイ・デホ(李大浩)もチャンスに強いバッティングでアピールするなど、活きのいい選手がどんどん出てきました。あとは岩隈久志投手と青木宣親選手が従来どおりの実力を発揮してくれれば、マリナーズはさらに面白いチームになると思います。

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プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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