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MLB戦力補強分析。
オフの「勝ち組」「負け組」・ア・リーグ編 (6ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by Getty Images

 その理由は、チームの年俸総額にあります。昨年のチーム年棒総額はメジャーで7番目に高い1億4600万ドル(約162億4000万円)まで跳ね上がったため、贅沢税を多く払いたくないエンゼルスは補強を躊躇(ちゅうちょ)しました。一番のネックは、昨年4月に古巣のレンジャーズに復帰したジョシュ・ハミルトンです。彼の年俸2200万ドル(約24億5000万円)が足かせとなってしまい、思いどおりの補強ができませんでした。

 もちろん、オフの補強で見えた「勝ち組」「負け組」という位置づけが、今年のレギュラーシーズンの結果に直結するわけではありません。開幕前の高評価チームがそのまま地区優勝争いを牽引するのか、それとも意外なチームが躍進するのか。今シーズンの開幕が待ち遠しいです。

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著者プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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