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青木宣親「3割3分打つために、やるべきことはわかっている」 (2ページ目)

  • 島村誠也●取材・文text by Shimamura Seiya   織田桂子●写真 photo by Oda Keiko

――日本でプレーする外国人選手たちは「日本のキャンプは長くてハードで寒い(笑)」とよく言います。逆の立場で、青木選手の感じたメジャーのキャンプは?

「1日の練習量は日本のキャンプが多い気はしますけど、自分の中では休みが(全体で)1日しかないメジャーのほうがきついですね。毎日の試合や少ない練習の中で調整していかなければならない。でも、それってシーズンに入れば連戦の続くメジャーのスタイルに合っているんですよね。休みがない状況が多いので、毎日、試合をするクセというか、そういう体力を作っていく感じですね」

――メジャーのキャンプはファンにとっては天候が素晴らしく、選手にサインももらえて天国ですが、選手たちにとっては過酷な生存競争の場だと思います。

「そうですね。気がついたらロッカーがだいぶ空いてますからね。キャンプが進むにつれ、選手たちがメジャーとマイナーに選別されていく。空になったロッカーを見ると『シーズンにより近づいてるな』という気がするし、そういう状況にも慣れてきました」

――マリナーズの選手としては初めてのキャンプとなります。

「(自主トレでは)投げたり、打ったり、走ったりもしていますが、トレーニングがメインでした。ここからはトレーニングと並行しながら、野球のほうに比重を移していこうと思っています」

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