【ドラフト】高校通算49本のスラッガー・櫻井ユウヤが振り返る昌平での日々 プロ野球への思いも語った (4ページ目)
――左中間深くまで飛ばす見事な本塁打でしたが、何か修正できる秘訣はあるんでしょうか?
「実は、自分のなかにいくつも"モード"があって、それを切り替えながら試合に臨むようにしているんです。思わず気持ちが昂(たかぶ)ることもありますが、試合やチーム状況に応じて闘志を前面に出したほうがいいのか、もしくは落ち着いた表情でいたほうがいいのかを考えながら過ごすようにしています。だから、チームを盛り上げるために、あえて感情を出すこともありました」
――昨年は悔しさのあまり涙を見せていましたが、主将としてチームを牽引した今年は、泣いている仲間に手を差し伸べたり、支える姿が印象に残りました。
「それは僕が1年間主将を任されて、成長できた部分かなと思います。もちろん負けた悔しさはありますが、『チームメイトのみんなに弱い姿を見せられないな』という気持ちや、『最後までしっかりやりきろう』という思いがありました」
――今はドラフト指名候補として注目されています。
「これまで出会いに恵まれた野球人生を過ごしてきていて、母や兄をはじめ、地元の方など、応援してくれる人がたくさんいるので、皆さんの気持ちを思うと『恥ずかしいことはできないな』という思いです。ドラフトの当日はきっと緊張すると思いますが、実は『楽しみにしている』ところもあって、夢の一歩を踏み出せるように、ドキドキしながらその様子を見守りたいと思います」
――最後になりますが、応援してくれている方々へのメッセージをお願いします。
「将来はチームの看板を背負い、『この分野では櫻井ユウヤだよね』と言われるような選手になれたらなと思っています。もしプロの世界に進むことができたら、櫻井ユウヤの個性を発揮して、きちんと活躍できるように頑張っていくので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」
<取材協力/秋山高志>
著者プロフィール
白鳥純一 (しらとり・じゅんいち)
ライター。WEBサイト「キングギア」でのライティングをきっかけに取材活動を開始。スポーツの取材やインタビュー記事を中心に執筆を続けている
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