【夏の甲子園2025】いよいよ佳境! 現地取材記者が「疲労度」「選手層」「戦術」から優勝チームを予想 (3ページ目)
横浜の2年生右腕・織田翔希 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る菊地高弘氏(ライター)
まずはお詫びから。今年も大会前の優勝予想を外してしまった。自分の力不足を見つめ直し、また精進したい。あらためて、申し訳ございませんでした。
とはいえ、聖隷クリストファーを優勝予想にしたことに後悔はない。高部陸という逸材の存在を、少しでも多くの野球ファンに知ってもらえたら幸いだ。
また、聖隷クリストファーが惜しくも敗れた相手が、私が沖縄尚学とともに「ダークホース」と評した西日本短大付だったことは、せめてもの救いだった。やはり戦力バランスの取れた、骨のあるチームだった。その西日本短大付も、3回戦で東洋大姫路に惜敗。あらためて、一発勝負の難しさを痛感する。
ベスト8が出揃った段階で優勝チームの再予想を......というリクエストを編集部から受けたものの、すでに一度予想を外している身である。すでに戦意は喪失している。ひねくれた見方などせずに、オーソドックスに横浜を挙げたい。
ここまでの戦いぶりは、盤石と言っていい。打線が爆発しているわけではないが、ディフェンス力が高く、安定した戦いぶりが光る。
とくに、今大会23回2/3を投げて無失点の2年生右腕・織田翔希は、投手としてまた一皮むけた感がある。
綾羽との2回戦、リリーフ登板時の初球に投げ込んだ152キロには痺れた。爽快な軌道を描くストレートに、変化球の精度と高い制球力を兼ね備えた実戦性。存在そのものが、日本球界の希望と言っていい。
ただし、ここからのカギを握るのは、エース番号をつけた奥村頼人になるだろう。ここまで今夏の甲子園での登板は、わずか打者ひとりのみ。4番打者として存在感を見せてはいるものの、最後は度胸の据わった左腕エースの力が必要だ。
勝負どころでワンポイント左腕の片山大輔(おおすけ)の登板があるかも注目したい。今夏はまだ登板機会がないが、片山がワンポイントリリーフに成功すると、直後に横浜打線が爆発するというジンクスもある。勝負の流れを呼び込める存在がベンチに控えているのは、頼もしい。
フォトギャラリーを見る
3 / 3




























