ドラフト戦線の隠れた実力者が青学大にいる! 即戦力になれる逸材の天才スラッガー・小田康一郎 (5ページ目)
ただし、小田は「無謀に足で勝負できるほど速くはない」とも語っている。それでは、なぜ盗塁ができるのか。
「ファーストをやっていて、牽制がくるタイミングは雰囲気でわかるんです。あとはバッターとして配球も読めるので、低めのボールや変化球を投げるタイミングで走っています」
確実性も長打力もあるハイレベルな打撃、マルチに守れる守備、根拠を持って走れる走塁。これだけの能力を持った選手が、スカウトの目利きたちから評価されないとは到底思えない。
5月10日からは、ともに勝ち点3を獲得している亜細亜大との首位攻防戦が始まる。小田は開幕6連勝を飾る亜細亜大の投手陣を警戒しつつも、こう語っている。
「勝てない相手とは思っていないので。むしろ、6連勝しているということは、負け慣れていないということ。そのスキを突けるかが大事だと感じます。僕らはこれまでも苦しい戦いを乗り越えてきているので、とにかく1試合取れれば変わってくると思います」
戦いが極限に迫れば迫るほど、小田康一郎の存在感は増してくる。そんな予感がする。
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著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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