甲子園で熱投の10人を山本昌がリアル解説 ひと目で「すばらしい」と直感したエースは? (9ページ目)
サイドハンドに近い腕の振りから最速146キロを誇る東海大熊本星翔・玉木稜真この記事に関連する写真を見る玉木稜真(東海大熊本星翔/180センチ・76キロ/右投右打)
サイドスローに近い腕の振りから140キロ台中盤のストレートが投げられる。この個性はとても貴重だと感じます。大学進学予定と聞きましたが、上の世界でも際立つ特徴ではないでしょうか。気になる点を挙げさせてもらうと、リリース時に手首が寝ているところ。たとえサイドハンドであっても、手首が立った状態でリリースしたほうがボールに力を伝えられるからです。左肩の開きを制御する点と合わせて改善できれば、今までシュート回転が強かったストレートの球筋が安定してくるでしょう。
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