山本昌が甲子園で輝いた11人の投手を診断。「この夏、最大の収穫」とほれ込んだ逸材は? (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

初戦の日本文理戦で完封勝利を飾った長崎海星の宮原明弥初戦の日本文理戦で完封勝利を飾った長崎海星の宮原明弥この記事に関連する写真を見る宮原明弥(海星/182センチ・90キロ/右投右打)

田中晴也くん(日本文理)と投げ合って完封した試合を見ましたが、体の大きさと強さ、さらに器用に変化球を操る姿が印象的でした。ストレートは球速表示以上に重そうに見えました。左胸が早めに打者側に向いてしまうフォームですが、もうワンテンポ胸の開きを我慢できるようになると、よりボールが走るようになるはず。ホーム方向に真っすぐラインをつくりやすくなりますし、ワンランク、ツーランク上の投手になれる可能性を秘めています。

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