元巨人・大野倫が描く日本初のウインターリーグの未来図。「ゆくゆくは育成選手だけのチーム、草野球の強豪も参加させたい」 (4ページ目)
鷲崎代表、知花副代表、大野GMともに野球に人生を賭け、紆余曲折しながらも幕引きを自ら引いた。自身で理解して納得することが大事であり、かつ何事も熱を篭らせず、きちんと放出させてあげることが健全な精神と肉体を形成する。
不遇な選手、ケガや病気で埋もれた選手、納得できない選手......それぞれの野球にきちんと折り合いをつけるために、真剣勝負で野球をする場所を提供する。これがウィンターリーグの本質でもある。
「将来的にはNPBの育成選手だけで単体チームを編成するなど、さまざまな案を示しながら参加を呼びかけていく意向。ゆくゆくは世界中の選手が集う場にすることを究極の目標に掲げています。ウィンターリーグを行なうことで形骸化した野球界に風穴を開け、未来の子どもたちがよりよく野球ができる環境をつくっていくために動くのです」
大野GMの野望は、いま始まったばかりだ。
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