山本昌がセンバツの好投手12人を診断「石田隼都は松井裕樹になる」 (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

中学時代に146キロを記録した大阪桐蔭・関戸康介中学時代に146キロを記録した大阪桐蔭・関戸康介関戸康介(大阪桐蔭/179センチ・81キロ/右投右打)

 松浦くんと同様に甲子園では力を発揮できなかったようですが、投手としてのモノのよさは感じました。小・中学生の頃から結果を残してきたように、まとまりのある投手らしい投手に見えます。指にかかった変化球はすばらしいキレがありました。フォームで少し気になったのは、軸足(右足)で立った後、右ヒザを折るのが早いこと。せっかく長身で角度がつけられるはずなのに、自ら角度をなくしてしまっています。また、体重移動の際に体がわずかに止まる時があり、ボールがすっぽ抜ける原因になっています。これから体が強くなってくれば、メカニズムもいい方向に変わっていくはずです。

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