山本昌がドラフト1位指名投手9人など、来季の新人19選手を診断【2020人気記事】 (11ページ目)
中学時代に全国制覇の経験がある慶応大・木澤尚文木澤尚文(慶應義塾大/183センチ・85キロ/右投右打)→ヤクルトドラフト1位
ボールに力があり、いかにも体の強さがあることが伝わってきます。広島の森下暢仁投手のように左肩を先に開いて高い位置から腕が出てくる投げ方ですが、グラブサイドでしっかりと壁をつくって投げられます。それとカットボール、スプリットと140キロ前後で動く細かな変化球がすごくいい。手の振りが鋭いので、このような変化球が扱えるのでしょうね。プロ入り後の課題を挙げるなら、肩の開きが早いフォームだけに、時折シュート回転が強くなる傾向があること。プロの打者は失投を見逃してくれないので、シュートして甘く入ったボールを狙われる危険があります。とはいえ、彼が魅力的な投手であることは変わりません。
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