川崎宗則の助言も糧に。独立リーグから
NPBを目指す強打者の「吸収力」 (3ページ目)
それでも佐々木は前を向く。
「(アマチュアと違って)毎日試合があって、そのなかで修正していかなければならない」
そう語る表情は、充実感に満ちている。10月18日から始まるプレーオフに向けても「1試合1試合、自分のやれることを整理しながら後悔なくやっていきたい」と目を輝かせていた。
立正大時代には社会人野球のシダックスで野村克也監督(当時)から薫陶を受けた坂田精二郎監督に「自分で考えて、意図を持ってプレーすること」の大切さを学んだ。
いろいろな球界の、それぞれでトップを張った人物からの指導は大きな糧だ。それを実戦の多い独立リーグで、しかも環境に恵まれた栃木で自分のモノにしていけば、NPB入りはもちろん、そこで輝ける日もそう遠くないのかもしれない。そう思わせるだけのポジティブな姿勢と吸収力が佐々木にはある。
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