2020.07.09

甲子園交流試合出場、長崎の投手王国・
創成館に屈指の逸材たちが挑む

  • 加来慶祐●文 text by Kaku Keisuke
  • photo by Nagasaki Shimbun/Kyodotsushin images

スポルティーバ厳選!
高校野球 47都道府県の注目選手
長崎編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校選手権大会」が中止となり、その代わりに、各都道府県は独自の代替大会を開く。長崎では県独自の代替大会が7月10日よりスタート。激戦の中心になりそうな選手たちを挙げていく。

 中止となった今春センバツへ出場予定だった創成館。救済措置として行なわれる8月の甲子園交流試合を前に、県の代替大会に臨む。

「県の代替大会で優勝したうえで甲子園球場へ行こう」という稙田(わさだ)龍生監督のゲキに応える精鋭たちをまず紹介する。

左右異なるタイプの投手たちがいる創成館 高い制球力と巧な投球術で層の厚い投手陣の中心になるのが、左腕の白水(しろみず)巧。スライダー、チェンジアップにキレがあり、左右両コーナーへ丁寧に投げてバットの芯を外す。

 終盤のマウンドを託されることが多い藤川力也は、投手王国のチームでトップの球威がある右腕だ。加えて縦に落ちる変化球も得意とする。

 近藤大地は右のアンダースロー。183センチの長身を沈み込ませ、長い腕をしならせながらスライダー、カットボール、チェンジアップを放つ。理想像にするのは「平成のサブマリン」こと、元千葉ロッテの渡辺俊介氏(現・新日鐵住金かずさマジック監督)という。現役時代の渡辺氏のような柔軟性が備われば、近藤の下手投げはさらに効力を増すだろう。