秋田にドラフト候補の右腕トリオあり。大型長距離砲2人も見逃せない

  • 佐々木亨●文 text by Sasaki Toru
  • photo by Nikkan sports

スポルティーバ厳選!
高校野球 47都道府県の注目選手
秋田編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校選手権大会」が中止となり、その代わりに、各都道府県は独自の代替大会を開く。秋田では7月9日から独自大会「2020県高校野球大会」を開催。活躍が期待される選手たちを紹介する。

 明桜の3年生右腕トリオは、いずれもがドラフト候補の逸材だ。

明桜の右腕トリオの一人で、最速141キロの長身投手・佐々木湧生明桜の右腕トリオの一人で、最速141キロの長身投手・佐々木湧生 最速141キロの長身右腕である佐々木湧生(ゆう)は、高校入学直後から公式戦に登板してきた経験値の高い投手。ストレートに加え、キレ味鋭いスライダーを交えて三振を奪うピッチングが持ち味だ。145キロに迫る速球と多彩な変化球を操る長尾光は、1年秋から登板機会を得て実戦派として評価が高い。

 そして、もう一人の右腕・橘高(きったか)康太も成長し続けている。昨秋の東北大会では、初戦の仙台育英戦で2点ビハインドの7回表から登板。同イニングを無失点に抑えると、8回表には自己最速となる146キロをマーク。仙台育英の強力打線に対して、速球を中心に真っ向から挑む強気のピッチングを見せた。 結局、延長回を含む5回を投げて自責点3と打ち込まれたものの、高いポテンシャルを印象づけた。橘高は試合後に「勝てる投手になりたい」と抱負を述べたが、佐々木、長尾とともに切磋琢磨し、着実にレベルアップしてきた。

 歴代、好投手を輩出している秋田商には、180センチのエース右腕・石川陸斗がいる。昨秋の県大会は、由利との3位決定戦で被安打5本の完封勝利を収めた。東北大会は東奥義塾(青森)との初戦で打ち込まれ本領発揮とはいかなかったが、能力は秋田トップクラスと言えるだろう。

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