山本昌が甲子園のエース10人を評価。思わず「ほしい」と言ったのは? (8ページ目)
初戦で敗れたが、自己最速となる148キロをマークした北海・阪口皓亮阪口皓亮(北海高/右投左打)
1球見ただけで「なんでこのピッチャーが背番号10なんだ?」と思ってしまいました(笑)。体の線は細いけれど、スケールを感じる大器です。彼は投げる際に、いい「タイミング」を持っています。テークバックを取って腕がトップまで上がり、一つ間(ま)があってから投げ込める。球に角度が出てくるし、しっかりと指にかかる投げ方です。気になるのは、軸足のヒザが折れるのが早いこと。もっと角度を生かせるはずですし、ヒザが早く折れることで体の開きの早さにつながり、シュート回転が強くなってしまいます。素晴らしい将来性を持っていますから、改善できるといいですね。
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