山﨑武司が見た11人のドラフト候補。「将来の筒香、山田は誰だ?」
27年間の長きにわたる現役生活で、403本(NPB歴代18位)もの本塁打を積み上げた山﨑武司氏。プロ10年目にして初めて規定打席に到達し、39歳になる年に自己最高の43本塁打を放った遅咲きのスラッガーでもあった。
そんな山﨑氏に、今年のドラフト候補のなかから「強打者」をテーマに存分に語ってもらった。「投高打低」と言われている今年のドラフト戦線で、名スラッガーのお眼鏡にかなう打者はいたのだろうか?
高校通算63本塁打の明秀日立の細川成也細川成也(明秀学園日立高/181cm・85kg/右投右打/外野手)
バッターボックスでの雰囲気が、中田翔(日本ハム)にそっくりだなぁ......。スイングを見ても、振る力があります。まだ上半身だけの力で打っている印象だけど、これだけ振れると魅力があるなぁ。プロは何といっても振れるヤツが欲しいんですよ。強いスイングができれば、あとはプロに入ってから何とでもなる。少し気になるのは、踏み込みが強くてボールに対して突っかかっちゃう打ち方なので、インコースがさばけるかどうか。それでもライトにも大きな打球を飛ばせる選手だし、これから楽しみです。
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