【自転車】片山右京監督の決意表明「2016年はアジアを席巻」 (4ページ目)
2016年、そしてプロコンチネンタル化を目指す2017年以降の活動に向けて、この冬の間は、地道だが重要な交渉と地固めの時期だ。今後の活動に向けて、片山は大きな手応えを感じている、と話す。
「アジアツアーのなかで自分たちのポジションを上げていくことができれば、チームの存在感を一層高めることができるし、スポンサーやパートナーに対しても、チームを支え続けてくれた恩に報いることができます。
10年後に今を振り返ってみたとき、『ジグソー全体では小さなピースだったけど、あそこに最初のピースを置いたことが大きな前進につながったんだな』と思えるくらい、重要な一歩を踏み出している――。そんな確信が、今の僕にはあるんですよ」
著者プロフィール
片山右京 (かたやま・うきょう)
1963年５月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にＦＪ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本Ｆ３にステップアップ。1991年に全日本Ｆ3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人３人目のＦ１レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルＧＰで５位に入賞して初ポイントを獲得。Ｆ１では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、Ｆ１引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。
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