【自転車】片山右京監督の決意表明「2016年はアジアを席巻」 (2ページ目)
チーム代表の片山右京は、ここから先に自分たちを待ち受けている課題は、今まで以上に厳しいものになるだろう、と話す。
「自分の身体を誰かのために使い切るという、このスポーツの特徴と言える献身的な犠牲を払う行為は、『自分はいったい何のために走っているのか』ということを明確に理解していないと(走ることは)不可能じゃないですか。ひとりひとりが利己的な我を捨てて、プロフェッショナルなスポーツチームとして目の前に立ちはだかる壁を乗り越えていけるのかどうか......。それは、自分たちの哲学をためされることでもあると思う。だからこそ、僕は自分を捨てて取り組む覚悟でいるし、スタッフたちにも彼らなりの覚悟で献身をしてほしいと思っています。これから、ハードルは一段と高くなることが明らかですからね」
そのハードルとは、具体的にいえば今年彼らが達成できなかったこと......つまり、国内UCIレースでの勝利や、UCIポイントのさらなる獲得、アジアツアーでのランキング向上などを挙げることができるだろう。そしてその先には、チームのプロコンチネンタル化と欧州上陸という、さらに高い目標が待ち受けている。
それらの課題をクリアしていくため、来年のTeamUKYOはアジアツアーのレースにも積極的に参戦をしていく予定なのだろう。
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