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【自転車】TeamUKYOが掲げる「2016年の次なるステップ」 (2ページ目)

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 冬の間に沖縄でしっかりとトレーニングキャンプを実施して、アジアのUCIレースでシーズンイン。選手によってコンディショニングの方法もさまざまなので、5月のツアー・オブ・ジャパン(ツール・ド・)熊野のあたりまでにしっかりピークを作って仕上げてもらう班と、夏場に欧州のどこかへ遠征する場合には、そこをターゲットに仕上げてもらう班......というふうにグループ分けをして、調整していくのが理想です」

 選手の人数やチームの規模は今年と同様だが、新たなシーズンに向けた去就も少しずつ明らかになっている。たとえば、チームの重要な戦力として活躍してきた窪木一茂は、来年からプロコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザへ移籍する。

「もちろん、ある部分では残念だなと思うけど、ある部分ではとてもいいことだとも思うんですよ。移るか残るかということは、あくまでも本人の判断だし、僕が同じ立場ならきっと同じ判断をするだろうなとも思う。自分自身も、選手時代はそういうことの繰り返しで大きく成長させてもらったと思っていますから。環境が人を育てるという側面は絶対にあるし、これが今生の別れというわけでもないんだから、彼とは『いいことじゃないか。行っておいでよ』と話をしたし、そこでさらに強くなって何年か後にウチに帰ってきてくれればさらにいい。そのためには、ウチがさらに強く規模の大きいチームになっていなきゃいけないんですけどね(笑)。

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