【自転車】ツアー・オブ・ジャパン、TeamUKYOの結果は? (4ページ目)

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 しかし今年は、ラヒーム・エマミ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント・チーム)がさらにその記録を短縮する38分27秒のタイムで優勝。しかも、イラン人選手はこの日のトップファイブを独占し、昨年の覇者ポルセイェディゴラコールが総合首位のリーダージャージを奪取と、圧倒的なイランパワーを見せつける1日となった。

 23日(土)の第6ステージ・伊豆は、最初から最後まで激しいアップダウンが続く、非常に難易度の高いコース設定だ。圧倒的なスピードの力勝負にメイン集団の人数はどんどん削られていき、そこから飛び出したヴァレリオ・コンティ(イタリア/ランプレ・メリダ)が後続を振り切って優勝。2位もランプレ・メリダの選手で、ワールドツアーチームの底力と層の厚さを見せつけた。また、リーダージャージはポルセイェディゴラコールがキープし、イラン勢の実力も改めて強く印象づけた。

 レースを締めくくる最終日・24日(日)の東京ステージは、日比谷をスタートし、大井埠頭の周回コースで争うクリテリウム。ゴール前数百メートルの激しいスプリントバトルを制したのは、昨年同様ランプレ・メリダのニッコロ・ボニファジオ(イタリア)。土井はタイム差なしの10位でゴールした。

 8日間・計7ステージのスケジュールを終了して、個人総合はミルサマ・ポルセイェディゴラコールが昨年に続き2連覇。また、チーム総合ではピシュガマン・ジャイアント・チームが優勝と、イラン勢が圧倒的な強さを見せつける結果になった。そしてTeamUKYOは、チーム総合11位という結果に終わった。

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