【自転車】力量の問われる「ツアー・オブ・ジャパン」開幕 (2ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  photo by AFLO

 4日間の各ステージで、TeamUKYOの選手は互いに連携しながら連日上位でフィニッシュし、最終日を終えてチームは総合優勝を達成。ホワイトハウスは個人総合3位を獲得した。

 一方、5月10日に大阪府河内長野市の関西サイクルスポーツセンターで行なわれた「第49回JBCF西日本トラック」では、TeamUKYO所属の窪木一茂がポイントレース(30km)、4kmインディヴィデュアルパーシュート、1kmタイムトライアルで優勝を飾ってトラックレースでの強さを存分に発揮し、3冠達成を果たした。来年のオリンピックに向けた強化指定選手でもある窪木は、今後は主にトラックレースに集中し、タイミングがあえばJプロツアーのクリテリウムレースなどに合流する予定だという。

 そして、5月17日から大阪・堺を皮切りに、「ツアー・オブ・ジャパン」がスタートした。

 このツアー・オブ・ジャパンを総合優勝、もしくはそれに近い順位で終え、今後の国内シリーズ戦JプロツアーやUCIレースでもことごとく優秀な成績を残していくことが、今のTeamUKYOが掲げる目標だ。難易度の高い大きな課題であることは、いうまでもない。だが、将来のプロコンチネンタル化を目指すのであれば、それくらいのことを達成できないようでは目標に掲げる資格もない、と片山は語る。

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