2014.06.02

【自転車】片山右京「戦略を組み立てられなかった結成1年目」

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

遥かなるツール・ド・フランス ~片山右京とTeamUKYOの挑戦~
【連載・第7回】

 TeamUKYOを結成して3年目となった片山右京は、今シーズンも日本国内を中心にレース活動を行ない、順調に好成績を残している。ただ、結成1年目に加入したベテラン選手が語るには、初年度のチームの実力は予想を大きく下回る水準だったという。

(前回のコラムはこちら)

チーム結成1年目からTeamUKYOを支えているベテランの狩野智也 ツアー・オブ・ジャパン(アジアツアー/格式[2.1])でチーム総合2位、個人総合4位(ホセ・ビセンテ・トリビオ)という成績を収めたTeamUKYOは、わずか1日の休憩をはさんで関西へ移動。5月29日から6月1日まで、ツール・ド・熊野(和歌山・三重)に参戦した。

 世界遺産の熊野古道を舞台に争うこのレースは、アジアツアーの[2.2]という格式にランクされている(格式の見方は前回コラム参照)。また、日本国内チームが競うシリーズ戦「Jプロツアー」の第6戦として年間カレンダーにも組み込まれている。そのため、ツアー・オブ・ジャパンから引き続き参戦する海外チームに加え、日本のJプロツアーを競うチームなど計20チームが4日間のステージレースで激しい戦いを繰り広げた。

 最終日の太地半島周回コース(和歌山)を終えて、TeamUKYOの陣営はホセ・ビセンテ・トリビオ(スペイン)が優勝者と僅差の個人総合2位、リカルド・ガルシア(スペイン)が9位という成績で締めくくった。チーム順位でも、TeamUKYOは総合2位。また、このレース結果により、Jプロツアーの選手ランキングは、TeamUKYOのガルシアが総合首位の座を奪取し、ポイントリーダーの証であるルビーレッドジャージを獲得した。

 このJプロツアーやUCIアジアツアーが、現状でのTeanUKYOがレース活動を行なっている場所だ。