【新車のツボ137】スズキ・スイフト、
安い、軽い、速い(軽いから)の三拍子 (4ページ目)
この3気筒ターボはほかのエンジンより少しだけ重いが、それが功を奏しているっぽい。で、その性能は自然吸気1.5リッター相当だが、シツコイようだがスイフトは軽いので、実際の動力性能は、先代の本格スポーツモデルのスイフトスポーツ(第39回参照)をしのぐほどの速さを見せる。やっぱり軽さは正義だ。
というわけで、スイフトは「安い、軽い、そして(軽いから)速い」と、庶民派クルマオタクにとって三拍子のツボがそろったクルマである。
【スペック】
スズキ・スイフトRSt セーフティパッケージ装着車
- 全長×全幅×全高:3840×1695×1500mm
- ホイールベース:2450mm
- 車両重量:930kg
- エンジン:直列3気筒DOHCターボ・996cc
- 最高出力:102ps/5500rpm
- 最大トルク:150Nm/1700-4500rpm
- 変速機:6AT
- JC08モード燃費:20.0km/L
- 乗車定員:5名
- 車両本体価格:180万360円
著者プロフィール
佐野弘宗 (さの・ひろむね)
1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/
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