【新車のツボ124】ミニ・コンバーチブル、1台で何度もオイシイ乗り物 (4ページ目)
さらにさらに、ミニ・コンバーチブルは走りもステキ。ミニは"ゴーカートフィール"と自称するほど、カキカキ曲がるキャラクターを意図的に売りとする、ただ、疲れているときなどは、そのカキカキ曲がりが少しばかり鬱陶しく感じる場面もなくはない。
その点、オープン化でボディ剛性がほどよくユルくなったコンバーチブルの走りは、どんな場面でも、カキカキ感としっとり感のあんばいが、じつに絶妙。いつどこで走っても、ほどよく大人っぽく落ち着いている。
これで、ミニ・コンバーチブルは、1台で5度オイシイという計算になる(笑)。いや、細かい回数はどうでもいい。とにかく、こんなに全身がツボだらけのクルマはめずらしい。
【スペック】
ミニ・クーパー・コンバーチブル
全長×全幅×全高:3835×1725×1415mm
ホイールベース:2495mm
車両重量:1320kg
エンジン:直列3気筒DOHCターボ・1498cc
最高出力:136ps/4400rpm
最大トルク:220Nm/1250rpm
変速機:6AT
JC08モード燃費:16.7km/L
乗車定員:5名
車両本体価格:342万円
プロフィール
佐野弘宗 (さの・ひろむね)
1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/
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