【新車のツボ123】レクサスGS F、どこまでも日本的なサムライグルマ

  • 佐野弘宗+Sano Hiromune+●取材・文・写真 text&photo by

 GS Fはレクサスの中級セダンGSのなかでも、もっとも高額なモデルとなる。まあ、ベースのGSからして中心価格帯が600〜700万円台という高額車なのだが、このGS Fにいたってはなんと1100万円!

 で、その数百万円にのぼる追加代金は、エコや自動運転といった今っぽいハイテクのためではなく、「速さ」と「楽しさ」、つまりクルマ道楽のために費やされている。

  

 レクサスなどの高級ブランド車では、この種の特製スポーツモデルはお約束。BMWでいうと"M〜"とか、ベンツなら"AMG"なども、このレクサスの"F"と基本的に同じ。そうした高級&高性能なスポーツモデルとしては、GS Fは徹底してアナログな古式ゆかしい体育会系なのが最大の特徴だ。

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プロフィール

  • 佐野弘宗

    佐野弘宗 (さの・ひろむね)

    1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/

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