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【新車のツボ123】レクサスGS F、
どこまでも日本的なサムライグルマ (4ページ目)

  • 佐野弘宗+Sano Hiromune+●取材・文・写真 text&photo by

 日本では伝統的に、なんでもソツなく器用にこなすマルチタレントより、一刀入魂、その道ひとすじ、不器用だけど一芸に秀でたサムライが好まれる傾向にある。かくいう私も、そういう高倉健タイプ(?)にめっぽう弱い。その意味では、レクサスGS Fはいかにも日本的。ニッポン人の根源的なツボをくすぐるサムライグルマといえるかもしれない。

 レクサスGS Fは一芸を磨きすぎるほど磨いた結果、たとえばその乗り心地は、クルマ好きでなくても「フワフワに柔らかいより、こっちのほうが快適」なんて思われそうですらある。一芸をきわめて、さらに上の域まで達した感がまた、なんともツボだわ。

  

【スペック】
レクサスGS F
全長×全幅×全高:4915×1855×1440mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1830kg
エンジン:V型8気筒DOHC・4968cc
最高出力:477ps/7100rpm
最大トルク:530Nm/4800-5600rpm
変速機:8AT
JC08モード燃費:8.2km/L
乗車定員:5名
車両本体価格:1100万円

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著者プロフィール

  • 佐野弘宗

    佐野弘宗 (さの・ひろむね)

    1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/

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