【新車のツボ121】ダイハツ・コペン、
どんどん自分好みに変えられるクルマ (4ページ目)
また、コペンは着せ替えボディ以外にも、内装カラーの選択肢も多く、ルーフをカーボンファイバー柄にするステッカーシートが用意されたりもする。そして、非日常のスポーツカー感はアルト・ターボRS/ワークスよりは明らかに濃厚で、シート周辺やトランクなどは、S660よりはるかに実用的である。
こうしてコペンは、ボディのスミズミまで「自分好みに仕立てて、飽きずに長く乗り続ける楽しみ」に徹している。スポーツカーといっても、表面的な速さや、激辛グルメみたいな刺激だけではすぐに飽きる。そんな市販スポーツカーのツボを、ダイハツは本当によ〜く分かっていらっしゃる。
【スペック】
ダイハツ・コペン・セロ
全長×全幅×全高:3395×1475×1280 mm
ホイールベース:2230mm
車両重量:850kg
エンジン:直列3気筒DOHCターボ・658cc
最高出力:64ps/6400rpm
最大トルク:92Nm/3200rpm
変速機:5MT
JC08モード燃費:22.2km/L
乗車定員:2名
車両本体価格:187万3800円
著者プロフィール
佐野弘宗 (さの・ひろむね)
1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/
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