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【新車のツボ121】ダイハツ・コペン、
どんどん自分好みに変えられるクルマ (2ページ目)

  • 佐野弘宗+Sano Hiromune+●取材・文・写真 text&photo by

 売れ筋のFF軽乗用車と共用する土台に、2人乗りの低全高ボディを載せて、オープンにもクーペにもなる電動格納ハードトップをあしらって......というコペンの基本構成は、今も昔も変わりない。ただ、最新のコペンは、鉄の骨格に樹脂のボディパネルをかぶせる構造になっている。そのパネルをネジ固定として、購入後にも樹脂ボディを着せ替え可能としたのが、今のコペン最大のツボである。

 今回取り上げるクルマも、基本は一昨年秋に発売されたコペンそのものだが、この"セロ"というカタチのコペンは、昨年夏に発売されたばかりの新バリエーションである。

  
 ちなみに、それ以前に発売されたコペン(厳密には"コペン・ローブ"というモデル)でも、30数万円のボディパネルセットを購入すれば、完全にセロに変身させることもできる(もちろん、その逆も可能)。しかも、「カタチはいいけど、ボディ色には飽きた」というなら、まるごと別色のボディセットを買えばいいし(ドアだけは塗装が必要だけど)、さらにはボンネットやフェンダーなどのパネルごとに色を変えて、モザイクカラー(笑)にすることも物理的には可能である。

 そう、コペンは「クルマを買い替えなくても、別のクルマに変えられる」というクルマ好きの夢を、現実的な価格と方法でついに実現した革命的存在なのである。

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