マラソンでもっとも重要なこと。正しいフォームを覚えて走ろう (3ページ目)

 横から見たときに、奥の肩が見えるぐらい振ってください。正面から見たときのNGは、脇が空いていることです。脇が空いたまま腕を振ると、身体が横に振られてしまって必要のない方向に力が逃げてしまいます。脇を閉めて腕を振ると、前方へ力が伝わりやすいのです。

 腕振りの際、肘が伸び縮みがあったり、伸ばしたままだと、腕を振るために大きな力が必要だったり、力が下へ抜けてしまうので、約90度に曲げて振ってください。肩から肘が作る円弧の中で振った方が、腕は振りやすくなります。

■フォームのチェック
 バラバラのフォームで走って、余計に疲れてしまっては本末転倒です。また、ケガのリスクも高まります。

 初心者は、少しでも遠くに足を置こうとしてしまいがちですが、まずは歩幅を気にすることなく、力を抜いて走ることを意識してください。

  ランニングは「ジャンプの連続」で、「地面反力」が必ずあります。押したら必ず押し返される。その場で垂直にジャンプをすると、着地した次の瞬間に体のバ ネが反応します。これが「反力」で、強く地面を踏みつければ、その分強く返ってくる。これを利用して走るようにします。

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