トライアスロンに挑戦の傳谷英里香さん、トレーニングの最適な心拍数を知る (2ページ目)

  • photo by Noto Sunao(a presto)

中島コーチ 心拍数が140くらいまで上がりました。息も少し上がってきましたが、まだまだ頑張れます。もうひとつギアを上げて、さらに3分漕ぎましょう。

傳谷 (3たび3分ペダルを漕ぎ)かなり呼吸が苦しくなってきました。

中島コーチ 心拍数も160くらいまで上がっています。会話がやっとできるくらいに呼吸も激しくなっていますが、この状態が運動強度の上限になるので覚えておきましょう。最後はギアを軽くしてクールダウンします。

傳谷 最後のほうはすごくキツかったですね。ペダルを漕ぎながら、心拍数がどんどん上がっていくのを感じました。

中島コーチ 適切な強度にコントロールするために計算式に当てはめて目標心拍を求める方法もあります。ですが、初心者の人は今回のように徐々に強度を上げて呼吸が深く、早くなるポイントの心拍数を確認しながら行うといいですね。①会話が楽にできるポイント、②会話ができるけど、息が上がってきたポイント、③会話ができるけどちょっときつくなってきたポイント、④短い単語でしか会話ができないポイントの心拍を覚えて起きましょう。

 今回の傳谷さんは、140拍~150拍/分が②~③のポイントで、持久力を向上させるための基礎的なトレーニングに最適な強度と考えられます。運動強度が高まり、息が上がると会話のしやすさに影響が出ます。それを目安にすることも良いのですが、心拍数を確認することで、より適切な強度でトレーニングすることができますよ。

傳谷 強度の目安がわかると練習のメニューや量を考えやすくなりますね。これからは、心拍数を確認しながら練習していきます!
(第16回につづく)

■プロフィール 傳谷英里香(でんや・えりか)
1995年11月2日生まれ、千葉県出身。2012年から2018年9月まで、アイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」のリーダーとして活動。女優を中心として、テレビや雑誌など活躍の場を広げている。■公式Instagram ■公式Twitter

斎藤信隆、本間敢●ディレクター directed by Saito Nobutaka,Honma Isamu
竹下権優、板垣優天、江口裕祐●ムービー撮影 movie by Takeshita Chikara,Itagaki hirotaka,Eguchi Yusuke
八戸亜季子●ヘア&メイク hair&make-up by Hachinohe Akiko
松尾由美●スタイリング styling by Matsuo Yumi
彦坂雅俊●制作協力 cooperation by Hikosaka Masatoshi
衣装・用具協力/ミズノSpecialized湘南ベルマーレサイクルステーション(SBC)SWANSKabuto取材協力:代々木公園

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