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競輪祭女子王座戦を集大成と位置づける山原さくら 後半戦絶好調の要因は「プライベートの充実」も (3ページ目)

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競輪祭女子王座戦を今年の集大成として臨む山原 photo by Takahashi Manabu競輪祭女子王座戦を今年の集大成として臨む山原 photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る

結果で恩返しを

――そして今年は佐藤水菜選手(神奈川・114期)が圧倒的な強さを誇っています。彼女はガールズケイリンの選手たちにとってどんな存在なのでしょうか。

 自分は一緒に走る機会はなかったんですが、現場で見ていて本当に圧倒的な強さなので、何をどうやったら勝てるんだろうと。自分の場合は、こうすれば勝てるなというイメージが全然湧かなくて、毎回悩まされていますね。

――山原さん自身は、周りの選手をしっかりと分析してレースに臨んでいるのでしょうか。

 自分にとってガールズケイリンは、脚力ではなかなか敵わない、通用しない領域になってきていて、特にGⅠは本当にレベルが上がってきています。私も年齢的にいきなり脚力が大幅に上がることはないと思うので、自分の持ち味をどうすれば生かせるか、他の選手の走り方を見て勉強してレースに臨みたいなと思っています。メンタルの保ち方や心理戦も含めて勉強していかないと、なかなか勝負できないかなと感じています。考えることは好きなほうなので、いろんなことをひたすら頭に叩き込んでいます。

――やはり「ガールズグランプリ2025」に出場したいという思いは強いですか。

 昨年、山口に移籍をさせてもらって防府競輪場でお世話になっているので、GⅠのタイトルを獲るか、ガールズグランプリ出場という結果を残すことが、防府のみなさんへの恩返しにつながるのかなと思っています。だからそこは求めていきたいですね。


【Profile】
山原さくら(やまはら・さくら)
1992年12月11日生まれ、高知県出身。高校時代に自転車競技をやり始め、高校3年のJOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会のスプリントで優勝し、翌年の全日本アマチュア選手権大会 スプリントでも優勝を飾る。19歳の時に競輪学校(現日本競輪選手養成所)に入り、20歳でデビュー。その後は着々優勝を積み重ね、2022年にガールズグランプリに出場し2着となる。2024年12月にはガールズケイリン史上2人目になる通算600勝を達成した。

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