競輪祭女子王座戦を集大成と位置づける山原さくら 後半戦絶好調の要因は「プライベートの充実」も
ガールズケイリンを代表する選手のひとり、山原さくら photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る
11月19日(水)から3日間、小倉競輪場で行なわれるGⅠ開催「競輪祭女子王座戦」。年末に開催されるガールズケイリン最高峰のレース「ガールズグランプリ2025」に出場する選手がこの結果を受けて決定することもあり、毎年多くの注目を集めている。今回の開催で虎視眈々と上位進出を狙っているのが、山原さくら(山口・104期)だ。11月11日時点で賞金ランキングは7位と、ガールズグランプリ出場圏内にいる。2022年のガールズグランプリへの出場以来、3年ぶりの出場を目指す彼女に、今年最後のGⅠ開催への意気込みを聞いてみた。
絶好調で競輪祭女子王座戦へ臨む
――今年は特に夏過ぎくらいから好調を維持していますが、ここまでの1年を振り返ってみてどんな印象を持っていますか。
今年の1~3月くらいにかけて2回ほど高熱が出てしまって、今年もダメだなと思っていました。夏ぐらいに賞金ランキングを見た時には、ガールズグランプリ出場圏外の順位にいましたので、そのあたりからランキングは気にしないように走っていました。そう思っていたら、ここに来て意外に自分の順位が上がっていたことに気づきました。
今年は練習もいっぱいして、プライベートも充実していました。昨年、高知から山口に移籍して本格的に防府競輪場で腰を据えて練習をさせてもらっていたんですが、調子が戻ってきた夏過ぎからは、毎日が楽しくて充実した1年だったなと思っています。
――プライベートではどんな面で充実していたんですか。
推しのライブに行ったりもしましたが、今年は推し活とは関係なく、韓国には3回くらい遊びに行きました。あとはみんなで公営競技のボートレースに行ったり、麻雀をしたり、ご飯を食べたりとか、すごく充実していますね。練習もめちゃくちゃやっているんですが、しっかりとオンオフをつけられるようになったかなと思います。防府での生活にも慣れてきて、自分のやりたいことを積極的にできるようになりました。
――プライベートの充実が成績にもいい影響を与えているんですね。ということは例年以上に状態はいいのでしょうか。
悪くはないと思います。ただ防府は冬が寒くて......。練習で防府に来るようになってから、ここ3年くらい毎年冬に高熱が出ているんですが、今年の冬は熱を出さないように気をつけたいですね。39度くらいの熱が出ると、脚力が落ちてしまって筋力を戻すのに1カ月ぐらいかかりますから。実家のある高知は冬でも暖かいんですが、私にとって防府は本当に寒すぎますね。
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