スポーツを言葉で伝えるイベントで、
平野早矢香が卓球の駆け引きを語る (2ページ目)
そしてパットが外れるもうひとつの大きな原因が、「パターを真っすぐ引いて、真っすぐ出す」というもの。真っすぐ引いて、真っすぐ出すのは当たり前のことと思っていたが、実は大きな誤解なのだと安藤氏は言う。
「パターヘッドは真っすぐ動きません。真っすぐ動かすと曲線を描いてしまう。それはパターヘッドの棒は垂直にしてはいけないというルールがあり、角度があるためです。この部分をまっすぐ動かそうとすると、かえってカーブを描いてしまうのです」
この点を踏まえ、真っすぐではない手の動きを意識することが必要だと、安藤氏は説明する。
また、パットを外した際、悔しがる前に「なぜ外したか」を理解することが重要だと安藤氏は力説する。どうしたら失敗が起こるのかを確認し、対策を練ることが成功につながるのだ。
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