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スポーツを言葉で伝えるイベントで、
平野早矢香が卓球の駆け引きを語る (6ページ目)

  • photo by Akutsu Tomohiro

 もうひとつ、自らの戦い方として挙げたのが「相手の攻めを利用して得点につなげる」ということ。

「自分から決めにいくのではなく、相手の攻めを利用して得点につなげていました。試合中、1点取りに行きたいと思っても、世界のトッププレーヤーが相手となると、なかなか難しいものです。"後の先"これは剣道の用語で相手の動きを見て差すことですが、コーチがよく使っていたのは"後手先"という言葉。私なりの解釈は、相手のやりたいことをあえてやらせるということです。簡単そうに見えて、実際は簡単ではないボールを送るのですが、相手が『待ってました』とばかりに決めにきたらしめたもの。そんな形で得点につなげていました。また、相手に自分のペースでラリーが続いていると思わせながら、なかなか得点につながらないという形でストレスをかけていました」

 これは中西氏も、サッカーにおけるゴール前の駆け引きと共通する部分があると語っていた。

 このように、様々なスキルを"言葉"に落とし込んだプレゼンテーションが繰り広げられる『ALE14』。今後の予定は、5月29日(月)に元サッカー日本代表 岩政大樹氏、6月20日(火)は競泳の元日本代表・伊藤華英氏がそれぞれプレセンターとして登壇する(いずれも東京・恵比寿アクトスクエアにて開催)。

ALE14

[問い合わせ]ale14@tiesbrick.co.jp

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